ハーブティー、ブレンドのちょっとしたコツ

今日は、たま茶のオリジナルブレンドハーブティーの作っているときのお話を。

弊店では、原料となるハーブを仕入れて(主に海外から)オリジナルのブレンドを製作しております。できるだけ、状態のいいものをお届けするために、一度にたくさんのハーブを店内に置かず、随時仕入れるように在庫調整をしております。繊細な作業ですが、それでも、一度にブレンドする量はキロ~十数キロ単位になりますので、なかなかの力仕事でもあります。

さいきん、海をわたってきたのは、ローズピンク。

ローズピンク
ローズピンク, ハーブ

アタマのずっと後ろの方まで届くかようなエレガントで甘いかおりと、奥にふくそよ風のような爽快さにほっとひと息をいれつつ・・・

それぞれのハーブは原産国も異なりますし、乾燥などをおこなっている場所もそれぞれです。これに加えて仕入れをするタイミングごと(その植物が育った年や環境ごと)にお味がことなる場合があります(もちろん良質なものを選別したうえで)。

そのため、ハーブの配合のおおよそは決まっておりますが、

毎回オリジナルブレンドを製作するときは、味をみて、ブレンドのぐあいを微調整をしております。

例えば、写真の【雪肌美人】。今回のハイビスカスは酸味が少しだけ強かったので、甘味のあるステビアとバランスをとって、フルーティーで、甘酸っぱいお味に合わせました。ハーブが12種類も入っているブレンドなのですが、ほんのわずかな差でおおきく味が変わってしまうのです!種類によってはほんのすこしの差でおおきく味に変化が出てきてしまうものなのです。

結局、味や香りなどを人が感じながら、五感をはたらかせてブレンドする、というのが、ブレンドのコツ!?ですね。

ハーブは自然のもので生き物。 人と同じようにそれぞれ。

こういう違いも楽しめるようになると、よりハーブが身近なものとなるし、無理のないしなやかな生活がおくれるのかなと感じております。